母校創立95周年記念熊本友好姉妹都市訪問

Produced by : 坂本歌子(高2)

有志による桂林旅行

2005年10月25日(火)~ 2005年10月29日(土)

 いてふ会では95周年に当たって大同窓会・名簿発行以外にも何か思い出に残る事をしたいと考え、桂林旅行を企画しました。桂林は熊本市の姉妹都市であり、その友好を記念して毎年母校からも訪問団がでかけており、いてふ会の役員にもその経験者がいることから、我ら年配者も行ってみようではないかと声が上がり、計画を旅行会社依頼しました。本来ならば会報によって周知を図るべきでありますが、会報は3年ごとの発行で、郵送費が一回で150万かかることから、役員常設委員会やコーラス・フラダンス等の会員を中心に口コミで100名くらいは集めてとスタートしました。その矢先、抗日の気配が中国本土に始まり、トーンダウンせざるを得ない状況になりました。 旅行などはチャンスを逃すといけなくなるから、思い立ったからには自己責任でぜひ行きたいと願う有志の方々で実施する事になりました。参加者24名(高女26回・高校2回3名~高校13回生)なかでも高校11回は11名の参加(夫婦1組)でした。

桂林はその名のとおり木犀の匂う町で、まさしく風光明媚の地でした。50キロの漓江と両岸山々は美しい絵巻のようでまさに山水画の世界でした。観光はもとより、私たちの旅のメインは、桂林市を表敬訪問し友好を深めることにありました。二日目の夕方、宿舎の桂林賓館の貴賓室において、桂林市を代表して、林觀華(桂林市人民代表大会常務委員副主任)女史をはじめ5名の担当者が私たちをお迎えくださり、1時間楽しく有意義なときを過ごすことができた。林女史は恰幅の良いおおらかな感じの方で、双方の都市の問題を和やかに楽しく交流することが出来ました。桂林は8月から雨が降らず街も誇りっぽく、何より川の水が少なくなっているということでした。漓江下りは3日目で、話のとおり観光船の船底が川底の石と摩擦する音が聞こえたが、移ろい行く両岸の山々の美しさ、それが川面に映えてその美しさに見入るうちに全てを忘れさせてくれました。畳彩山、芦笛岩、像鼻山、七星公園、民族村など見るべきものは多かったが、今度の旅で、何よりも私たちの心を楽しませたのは、いてふ会員としての心の繋がりでした。なかには一面識もない方もありましたが、会うなり昔からの知り合いであったように何の気取りも無く穏やかに風景を楽しみ食を楽しめました。国立博物館では少数民族の援助基金として紫檀の飾り棚に陶磁器や宝石の原石など宝物付で購入を乞われところ、100万を超す高価にも拘らず3名の方が購入されました。中国友好の為に立派に貢献できたと一同喜んだ事でした。また同じ宿に連泊できたことも疲れを半減させ、皆で並んでやった足つぼマッサージも、われら熟年の旅を元気付けるものでした。一同元気で帰途に着いたが、また行きたいね、また会いましょうと、名残を惜しみつつ別れを告げたのでした。